無垢

無垢

この年末年始、私は、春に予定されている海外のイベントで使用される4つの書作品の草稿を考えていました。気に留めているつもりでも、気づいてみれば、いつの間にか年末年始も過ぎていったという感じでしょうか。

一般的に、新年になってはじめて絵や書をかく「書き初め」という行事がありますが、これは、正月二日の仕事始めの日とされ、田畑や山の神を祀ったりするしきたりに習ったものだそうです。

古来、文化の最高の部門の一つとされた書道の、めでたい風習の一つと言えますが、ただ漠然と書くのではなく、心身を整えてしたためるという行為自体が、今日の社会には、人の癒しそのものになっているような気がします。

私は、今年の書き初めの言葉は「無垢」としました。世俗のけがれをはらい、清浄であることを意味する仏語ですが、2013年を迎え、皆さんは何を心に描かれましたか。

    謹賀新年 2013

    書聖 王羲之展

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