夏のはじまり

室内での書作が中心の私にとって、外出することにはそれ相当の覚悟が必要な、そんな日が続いている。

昨日は、六本木界隈で打ち合わせがいくつかあった。
打ち合わせの合い間にどこで時間を過ごそうかと、冷房もあまり得意ではないので、うろうろしているうちに、あまりの暑さにぐったりする。

地面に照り返す光によって空気は温められて、暑さは加速してゆく。

「照」という字は、日があまねくてらす「昭」という原字に、後から「灬」が付けられたもの。灬(れっか・れんが)は火部に属するものなので、下からの熱ということも表しているようで、まさにその通り!と言いたくなってしまう。

こうしたことの対策として、昔は“打ち水”などを行い暑さを和らげていた。
なんて省エネなのだろうと思っても、行き交う人々で埋め尽くされた六本木界隈で、そんなことは出来るはずもなくて。

“風鈴”にしてもそうなのだけれど、エアコンなどに頼らずとも涼をとっていた昔の人は、やっぱり今の私たちより想像力に富んでいて、暮しの知恵というクリエイティヴィティも高かった。

    不確かさという真実

    あの夏の思い出

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