前回の続き…
私はどちらかというと淡泊な料理の方が好きだから、食事の好みが人とはなかなか合わず、一緒に食事をする人をよく困らせてしまう。
特にベジタリアン、マクロビストというわけでもないし、人並みに食欲だってあるのだけれど、濃厚な味だったり、手が込んだもの、あるいはハンバーグやコロッケといった加工されたものが苦手なのだ。
それより、野菜など自然に成り立った素材そのもの彩りや、風味を感じながら食べる方が好み。
野菜をメインディッシュの添えものなどとは思わない。
「それでは力が出ないでしょう」と言われることもあるし、「ちゃんと食べているんですか」ともよく聞かれる。
でも、あのポパイだってほうれん草を食べてパワーアップするし、そもそも緑葉植物の緑は、進化の過程で光を効率よく吸収して、自らエネルギーへ変換する為に身につけた色だとされている。
植物と意思疎通がとれることも、オノヨーコさんに教わった。水を仮に与えることをしなくても、毎日話かけていれば植物は元気でいるという。
そんな植物の生命力を頂くのだから、やっぱり「いただきます!」と感謝の気持ちをきちんと持たなければ。