今日は久しぶりに気持ちの良い澄んだ青空を見た気がしました。何故なのでしょうか。このところうつむいて歩くことが多くて、気がつかなかっただけかもしれません。
「空の美しさにかなうアートなんてあるのだろうか」
オノヨーコさんの『ただの私』(講談社文庫)という本の序文に記されています。この本は本当に素晴らしいです。私は特に序文に心打たれました。辛い時や苦しい時、何度も何度も読み返します。
「私はただ私でありたい、そう思って生きてきた」
そうも言われています。ただの私とは、「ごく普通」「素」の私という意味と英語で言うONLY ONE、「ただ一つ」「唯一無二」の存在である私、というダブルミー二ングなのだと読み進めていくうちに気付く、そんな奥深い本です。