言葉のアルバム

今年のゴールデンウィークはとてもお天気が良くて、連休全日が晴れというのは、実に50年ぶりとのことです。5日には立夏も迎え、暑さも感じられました。皆さんはどのようにお過ごしになられたのでしょうか?私はと言えば、お天気に関係なく、日々部屋の中で作品を延々と書いて過ごしていました。というのも・・・

ご報告が遅くなってしまったのですが、4月から、読売新聞全国版の金曜夕刊3面にて、最終週を除く毎週の連載が始まりました。〈にほんご「言葉のアルバム」〉というコーナーで、これから一年間、様々な分野で活躍されています著名な方々の“座右の銘”を書かせて頂くというものです。

4月は仲代達矢さん、林望さん、春風亭昇太さん、加藤良三さんの言葉を書かせて頂きました。これらは本サイトの左上の部分にある「≫作品」というリンクボタンをクリックして頂ければご覧頂けます。この連載は、ズバリ!〈美しい日本語を美しい文字で紹介する〉という意図のもとに行われています。ただ、大変な重責を感じながら務めさせて頂いています。掲載スペースが自分が思っていたより随分大きかったということだけではありません(笑)。

“日本の美しい文字”を広めたいというのは、ここ何年かの私の活動のテーマであるのですが、美しさの基準というものが、けして我流ではなく、書道1400年の伝統芸術の技法に則したものであること、そしてその上で、それぞれの文字に感情を込めて(登場される著名人の方々の思いを私なりに吸収して)書くというものです。

これは普段、自分の作品を書くことより、越えなければいけない創作の壁は高いものであると認識しています。でも、みなさんに、〈日本の文字の本来の美しさ〉〈漢字仮名交じり文の魅力〉に触れて頂くのには絶好の場だと思っていますので頑張ります!

宜しければ、本日の夕刊にも片山善博元鳥取県知事の言葉を書かせて頂いた作品が掲載されますので、ご覧頂けますと幸いです。

タイ・レポート #2

“尽くして開く芸の道”

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