サイトアイコン 書家/書道家 木下真理子

春光の中で

春光の中で/書家 木下真理子_1

先日、ある撮影のお仕事がありました。陽の関係もあり、朝からの撮影でしたが、ふと、私は祖父が毎朝、書の手習いを黙々としている後ろ姿に憧れて、幼心に書道というものに興味を持ったことを思い出しました。

一日の始まりを、心静かに迎える・・・

今は四六時中、書と七転八倒しながら向き合った生活をしていますので、なかなか、そのような贅沢な書道との関わりを持てている感覚ではないのですが、本来、書道は、心を落ち着かせ、その日の天候や自然によって享受される時間を味わえるものです。

東京は、例年より一足先に、桜が満開となりました。春という季節に接し、新たな気持ちで書作に励もう、そんなことを思えた撮影でした。

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