サイトアイコン 書家/書道家 木下真理子

風神雷神

少しずつ、桜の花も咲きはじめています。このところ、いくつかのプロジェクトが同時進行的に動いていて、目まぐるしい日々が続いていますが、今日は少し息抜きも兼ねて、東京国立博物館よりご招待頂きました、『栄西と建仁寺』の内覧会に行ってきました。

抜けるような青空の下、心地よい風もあり、長閑な午後の一時は、このところハイテンション気味だった私の心を落ち着かせてくれました。まるで、台風の目の中にいるような気もしました。

さて、この展覧会でのなんといっても一番の見どころは、金屏風に描かれた「風神雷神」だと思うのですが、私はこの実物を見たのは始めてでした。思っていたよりも、大分コンパクトな作品だったのですが、逆にそれは、この作品の存在感がいかに大きいものであるかの証でもあると思います。書の作品も数多く展示されており、それはそれで日本の書の歴史に触れられる見応えのあるものでした。

ところで、珍しくお土産も買ってしまいました。慌ただしさの中で、忙しさに負けないようにエネルギーを授けて欲しいと思ったのです。パッケージに国宝と大きく謳われている、ステッカーなのですけど(笑)。

 

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