サイトアイコン 書家/書道家 木下真理子

過ぎるということ

春らしい日差しが注ぐ。過ぎゆく冬の足音と春の気配。
こうした季節の移り変わりは、私たちの生活そのものであり、引越・卒業・就職といった、別れや出会いを経験してゆく。

その後、“いかがお過ごしですか”と手紙の文面に書くように、〈過ごす〉〈過ぎる〉ことを私たちは感じとる。

それまでの事柄は、すっかり無くなってしまうのではなく、なんらかの形にうつり、身の回りに留め置かれることを。

あれから7年…

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