サイトアイコン 書家/書道家 木下真理子

台風の夜

台風上陸のおそれがあり、各地で警戒が強まっている。最近まで台風を怖いと思ったことは無かったが、ここ数ヵ月で認識は変わった。
古来、日本のカミは荒ぶる存在で、人々の畏怖なる存在として捉えられてきた。台風も人智を超えた存在という意味ではそれにあたる。
平安時代には、秋の台風のことを「野分(のわき)」と言ったそうだ。
風の音、雨の音にその気配も感じながら、書家として文字と静かに向き合っている。

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