サイトアイコン 書家/書道家 木下真理子

サイクル

過去に感謝し、未来を描く、別れと出会いの季節。

最近は小学校でも羽織袴で、卒業式を行うようになったと聞く。

晴れ着に袖を通した子供たちとともに、人生で幾度となく卒業を重ねてきた大人もまた、
思い出が心奥に流れる。

あの日、あのとき。
澄んだ眼に映した夢。
安寧な暮らしがどんなにも尊いものか、今改めて嚙みしめる。

咲き散る桜は、私たちの涙。
世界の平和は、私たちの夢。
夢という一人ひとりの希求を支えることができるのは、やはり平和しかない。

これからを紡ぐ子供たちのために、世界のこれからのために、
心砕く戦争がどうか終わりますように。

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