サイトアイコン 書家/書道家 木下真理子

カブトムシとメロン

ここのところ、カラカラのお天気が続いています。梅雨なんのそのといった感じです。

近頃はその暑さで遠くへと散歩に出る機会がありません。そんな折、自宅の玄関の前で、カブトムシを発見!思わぬサプライズに嬉しくなって、つい写真を撮ってしまいました。

小さな頃はよく、夏休みの夜にカブトムシを見つけに歩きました。自宅から、坂を下っていくと田圃、畑、そして真っ黒な森が見えてきます。そこまでの道には背の高い電灯があって、ほとんどは小さな蛾やコガネムシが飛んでいるのですが、ごくたまに大きな影がちらちらとしていて、しばらく待ってみたり、同じ道を時間をズラして立ち寄ってみたりすると、カブトムシに会えたりしました。

夏休みの夜はカブトムシ探し、と決まっていました。家に連れて帰ると、決まってスイカなどをあげて、子供ながらにその輝いた黒の甲をほれぼれと観察したり、その夜はそれだけで次の日が楽しみになりました。

さてそのカブトムシを発見した時と同じ頃、大きなりっぱなメロンが自宅に届きました。甘い香りを放つ、熟れきったメロン。それはまさに食べ頃サインが表示されていました。

もしかするとカブトムシはそれを知ってか、それとも・・・と、これは偶然ではなく、カブトムシの第六感というモノではないかと思いました。カブトムシがメロンを好きかどうかは分かりませんが、そんなことを考えていたら、ふと暑さを忘れられました。

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