サイトアイコン 書家/書道家 木下真理子

大変、幸せでした。

ここ数十年来、プロ野球というものにあまり興味がなく、選手名や球団名もいつの間にか分からなくなってしまいました。そんな私ですが、先日の王さんの勇退に際してのファンに向けた言葉に、とても心打たれました。 

“14年間、ユニホームを着させて頂きました。大変幸せでした” 

仕事をさせて頂く、という感謝の気持ち。そしてその仕事に自分が最善を尽くせることを幸せと感じ、さらに感謝する。儒教の五常の徳(仁義礼智信)を地で行く方だと思いました。

 “本年も本当に心のこもった温かいご声援を頂きまして、本当にありがとうございました” 

仮に名声や富を持っていたとしてもそれに左右されることなく、また思惑のかけらも持たず実直に、このようなことを言える人こそ、本当の“品格”を持った人なのではないでしょうか。

王さんは最強の戦士であると同時に最高の紳士なのだと思いました。

 

【五常の徳】

仁・・・思いやり、慈悲の心

義・・・世のためになる人としての道(普遍的礼儀)

礼・・・礼儀正しいこと、謙虚・感謝の心

智・・・知識や経験を通じた正邪を判断する知恵、是非の心

信・・・信頼、人を信じる心

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