サイトアイコン 書家/書道家 木下真理子

蕾、再び   

蕾、再び

先日、薔薇の植栽をしている友人の家を訪ねました。薔薇は育てるのが難しいと言われています。手入れをマメにする必要があるそうですが、虫食いの葉を取り除くのにも、刺に当たると痛いので、神経を遣うようです。 美しく咲く花は、自然のまま野に咲いているものだけではなく、人が大切に手をかけて育てる花もあるのだということに、改めて気付かされました。

それにしても、一度咲いて、枯れても、大事に茎をカットすれば、同じ茎からまた新たに芽が出て再生する。その小さな蕾を見ていると、人と薔薇との意思が通じ合っているようで、思わず微笑みがこぼれてしまいます。

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