サイトアイコン 書家/書道家 木下真理子

いつまでも

金曜日の夜、定期講座が終わると、私は移動中に気持ちを一端リセットするために、ラジオを聴くことがこのところ習慣になっています。それはNHK第一で放送されている『映画音楽パラダイス』という番組ですが、 昔懐かしい名画の音楽を聴かせてくれます。流れてくる曲はどれも名曲で、本当に美しいメロディーばかりで、ちょっとした贅沢な気分を味わうことが出来ます。

もちろんCDでも、そういった映画の名曲選を聴くことは出来るのですが、私はラジオの方を好みます。ラジオは予め何がかかるのか分からないので、音楽との予期せぬ出会いがあるからかもしれません。

また、上手く言えませんが、今そこにあるCDではなくて、電波に乗って音楽が耳に届くと、それが潜在意識にまで働きかけてきて、眠っていた記憶が呼び起こされるような気もします。名画のシーンや自分の過去の甘く切ない記憶がフラッシュバックしてきたりします。それは番組が終了する、ほんの25分の束の間ですが。

ところで、先日高校の同級生が結婚しました。とても仲の良い友人で、今でも時々会っています。彼女から、引き出物として、ティファニーのお皿を頂きました。

『ティファニーで朝食を』というオードリー・へップバーンの映画がありましたが、10代だった頃、お洒落をすることがとても好きで、へップバーンが身に纏っていたファッションの数々にも魅かれ、心ときめいていたことを思い出しました。でも、“ときめき”は、過去形では駄目ですよね(笑)。いつまでも、ときめいて、いきましょう。末長くお幸せに!

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