サイトアイコン 書家/書道家 木下真理子

雨の日の午後に

先日、深夜にJNNルポルタージュ『バッチとペンと』 というドキュメント番組が放送されていました。 新聞記者から弁護士になり、その後フリー・ジャー ナリストとしても活動されていた日隅一雄さんという 方を追ったドキュメンタリーです。 原発関連の記者会見に100回以上も出続け、その 度に鋭く切り込み、電力会社や国やマスメディアの 在り方を問い続けていた、その活動が紹介されて いました。 実は、日隅さんは余命半年と宣告されていながら 活動されていて、普段はユーモアがあり柔和な物 腰なのですが、それとは対照的な、まさに執念の ジャーナリスト魂に、胸をうたれました。 彼の著作は2つあります。 ご興味ある方は、是非ご一読を!

※ともに岩波書店

さて、今年もお茶を頂きました。 最近では市販のペットボトルで、お茶もお水も買うこと が普通のようになっていますが、こうした商品はいつ 頃から売られ始めたのかなぁと思います。 そもそもお茶を飲むことは、“一服”というくらいです から、飲むという行為に、一息入れる、一時を楽しむ という意味合いも含まれています。 昨今のペットボトルのお茶には、茶園や製法などの バックグラウンドにも、相当なこだわりがあります。 ただ、あまり便利になり過ぎると、逆に過程を楽しむ ということを忘れてしまいますので、今日は頂いたお茶 を少し作法も意識しながら、自分で入れて、入れたて を飲むという「お茶の時間」を楽しみたいと思います。

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