サイトアイコン 書家/書道家 木下真理子

月から見た世界

夏休みになった学校の鐘は止まり、コロナとは無縁な蝉の声が今を包んでいる。

昨日行われた、東京オリンピックの開会式。
屋根の無い競技場に、幸いにも雨は降らず、盛大に花火が打ち上げられた。

江戸の頃、日本の花火は一本の赤い糸のように打ち上がり、そして垂れ落ちて消えてゆくものだった。

喜びは悲しみを、哀しみは微笑みを伴っている。
思慮深く、みんなが慈しめるような日々でありますように。

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