サイトアイコン 書家/書道家 木下真理子

希望

あれから1年が経とうとしています。

忘れてはいけないこと、忘れられないこと。

自分はこの国に生まれて、同じ日本人として、いったい何ができたんだろうと、自問自答します。

でも、何もできなかった・・・

あまりに無力な自分に、落胆するしかありません。

 

ただ、目を伏せてばかりでは、“生かされている”という尊さを、無駄にしてしまいます。

結局、自分にできることは、一日一日を大切に生きること。

そして、けして現状を悲観せずに、未来へと繋げていく“希望”という想いを、ひとりの人間の役割として、しっかりと持つこと、そこから始まるのかもしれません。

 

先日、“桜”の鉢を頂きました。

小さくてかわいらしい樹ですが、ちゃんとお花も咲いて、咲いた後は、新緑を楽しめるそうです。

自宅に来た新しい命が、この先どんな姿を見せてくれるのか、

これも“希望”といえますね。

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