サイトアイコン 書家/書道家 木下真理子

清明

満開の桜が、風にはらはらと舞ったかと思えば、ぽつぽつと降る雨にその姿を艶めかしくしっとりとさせる。各地では入学式と統一地方選挙。このような時期は“何かしらの変化”を求めるのが、人の常。

私自身のことで言えば、日々、書家としていろいろなお仕事を頂き、時間的、精神的、体力的に追い込まれている状況が続いてはいるが、そんな時だからこそ、道元の歌を反芻したい。

「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて すずしかりけり」

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