サイトアイコン 書家/書道家 木下真理子

新学期

桜もほころび、新学期が始まる。

小学校や中学校の頃は、この時期クラス替えがあって、ドキドキした。それがどのような判断によるものなのか分からなくても、何の先入観も持たずに、誰もがクラスメートとしての関係を手探りで築こうとした。

書家である私の場合、新しく書道講座の生徒になってくださる方たちはいるものの、子供の頃のように人と人の関係を持つということは少なくなっているように思う。どこか身構えてしまっているところもあるのかもしれない。

いろんなことを学んで大人になると、ただ無邪気に生きていくことは出来ないけれど、春風に誘われながら、軽やかにこの季節を過ごしてみたい。

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