サイトアイコン 書家/書道家 木下真理子

タボレッタ リラックス

湿度も高いこの季節、香りは抑えめにということで。
普段はインセンスで直接香りをとっているけれど、イタリアに渡航した時に買ってきたまま封も切らずに眠っていた、「サンタ・マリア・ノヴェッラ」のフレグランスのことを思い出した。

ご存知の方も多いと思うが、サンタ・マリア・ノヴェッラというのは、花の都フィレンツェにある現存する世界最古の薬局で、公式HPを見ると、≪天然のハーブを用い、自然治癒や予防医学という思想をもとに、800年の歴史を誇る≫とある。

香りは、東洋の香木や練り香などを焚き染めること(固体→気化)に対して、西洋は香水などを吹き付ける(液体→気化)というイメージがある。
これは固形タイプで、実はクローゼットに入れておくものなのだけれど、ドアノブにでもかけておけば仄かな香りを楽しめるのではと思いついた。

サンタ・マリア・ノヴェッラのこのフレグランスは、修道院の“救済”という理念が込められているのだろうか。香りは心身を癒してくれる。

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