サイトアイコン 書家/書道家 木下真理子

made in KYOTO

先日、お仕事でお世話になっている方から、京都のお土産で、生八ツ橋を頂きました。発売されてまだ数週間という新作のゆず八ツ橋です。八ツ橋というのは、洋菓子に見られるような装飾美も、和菓子によくあるような重厚感もありませんが、とても奥ゆかしくて、さらにこれは隠し味としてゆずも効いていて、美味しかったです。奥ゆかしいという言葉を改めて調べてみたところ、派手ではないが“深み”、“懐かしさ”を持っているさまという意味でした。

また先日伺った日本料理のお店のおかみさんからも、素敵なお土産を頂きました。そちらは京野菜をあしらった薄せんべいですが、見るからに、上品なお菓子だなぁと思いました。京ことばに“はんなり”という言葉がありますが、こちらも調べてみました。語源は「花なり」の略とされ、上品で、明るくはなやかなさまをいうのだそうです。

“奥ゆかしい”と“はんなり”、京都の美意識をお菓子から感じることができました。ゆっくりと京都を訪ねてみたいと思いながら、なかなか実現出来ていませんが、桜の咲く頃には・・・と思っています。

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