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少年の頃より私が心の糧としてきた言葉を、木下真理子さんに書いていただきました。「自性清浄心」。仏教の言葉で、人間が本来持って生まれた本性のことです。 背筋を伸ばし、息を止め、一点一画をおろそかにしまいと真っ白な紙に向かってゆく書家の姿が目に浮かんできます。書に凝固された思い、気持ちがそのままに伝わって来ました。
第76・77代 内閣総理大臣 桐花大綬章受章 海部 俊樹

私はモーグルという激しい競技をしていながら、心には日本の女性らしい柔らかさを忘れたくないといつも思っています。「私らしく」、そう木下さんに書いていただいた書は、自分の心の中をそのまま表してくださっているような気がしました。 強い思いと、雪を滑っているような滑らかさ、そして、女性らしい柔らかさ。素敵な書にしていただきました。
女子モーグル 上村 愛子

全体的な構成・文字の濃淡のバランスなど、見れば見るほど愛着を感じます。作品は、今の木下先生のライフステージ。年齢を重ねるごとに違った作品になるような気がします。それも見てみたいです。
ライオン株式会社 会長 藤重 貞慶

それぞれの文字が生き生きして、力強く勢いがあり、その 一方で全体が凛としていて美しく調和している、そんな木下さんの作品に深く感銘いたしました。
株式会社島津製作所 代表取締役社長 中本 晃

木下さんの書により、改めて初心に戻り、更なる勇気を戴いた思いが致します。
株式会社日立製作所 相談役 庄山 悦彦

15歳の冬、自分の道を迷っていたときに出会った一つの言葉。感動と共に自分に対しての戒め、そして希望となる言葉でした。料理人生40年に渡り思い続けてきた「この道より我を生かす道無し この道を歩く」自分にとって料理の道しか無いんだ、と言い聞かせ今も歩き続けることができます。縁あって木下さんにこの私の生涯を通したテーマを書いていただきました。この凛とした書を見ていると「よし頑張ろう、突き進もう、永久に!」 というエネルギーが漲ってきます。
料理家 脇屋友詞

書は空間芸術である、とは木下さんから教わったことだ。墨と余白のゆるぎない緊張関係を自己の表現としたいと言われる。“自らを媒体”として人前に差し出すこともまた、空間との緊張関係を自己の表現とする営みだろう。木下さんの目はつねに空間のさらに向こうにあるものを凝視しているように思われる。ときに妖しいまでの強い光を放つその双眸に、わたしは魅せられずにはいられない。
中央公論新社 編集長 堀間 善憲

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