模様替え

五月になりました。沿道のツツジも見事に咲き乱れているのを見ると、ほんの少しの散歩のつもりが、ついつい長くなってしまいます。

先日は風について少しブログで書かせて頂きましたが、季節のちいさな変化を呼び入れるために、少し部屋の模様替えをしました。風の通る良い部屋へと生まれ変わりました。

もともと部屋には、本当に必要な家具のみを置くようにしています。部屋が狭くなるからだとか、重いものがあるといざという時に動かせないだとか、いろいろな意味合いがありますが、物はあればあるだけ“当たり前”になってしまいます。

なので、常に削ぎ落とすことを大切にしています。電気を取り付けていない部屋もあります。そこでは日暮れと共に、一日を終えてゆくことの充実感が感じられます。

毎日の生活が止まったように感じられる時は、ある特別だったものが毎日の生活の当たり前のものへと変化した時。恋という最大の感動も、目に焼きついたあのカラカラの夏に喉を通った炭酸水も、一層深みを増して、夜には真っ黒に輝く山も、その魅力を失ってしまうのではないでしょうか。

無い物が“ない”くらい、沢山の物がある世の中だからこそ、生活にプラスしていくのではなくて、マイナスすることも大事にしたいですね。物が無ければその分、空間も生まれますし、空想する愉しみや情感が生まれると思うのです。

    風の予感

    物語の花

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