古時計

先日、祖母から「古時計」を頂きました。この時計には、部屋の空気を変える力があります。

古時計は週1回、手でねじを巻きます。ただ毎日5~10分ほど、ズレてしまいます。だからというわけではありませんが、ゆったりとした時間を過ごす為の道具になっています。それは「ボーン ボーン」という音色にもよるのかもしれません。

同じ時を刻み続けている時計のはずですが、来る時間をせわしなく知らせるのではなく、まるで過ぎ去りし時間を、わたしの知らぬところでさりげなく刻んでくれている、そんな存在です。

正確性・利便性・合理性ばかりを追求しすぎて、時間に追い立てられてしまいがちな今の世の中において、自宅に居る時くらい、そうしたことから開放されたい。

古時計は、わたしの生活を癒してくれています。

 

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初夏色の窓

六月の空模様

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