古の書 読み書き

きれいな文字と美しい文字は違います

日本独自の平仮名(女手とも呼ばれています)は、平安時代、宮廷に住まう女性たちが自分の想いを和歌や日記にしたためるべく作り上げられました。季節ごとの庭の景色、琴の音色、香木の香りが漂う中で、“日本の文字”は優美さと知的な品格を備えていったと言えます。

この講座では、いわゆる習字と呼ばれている“きれいに整った文字”を書くこと自体に目的をおくのではなく、心を癒し、感性を刺激しながら、“日本の美しい文字”の本質について学んで頂きます。

 

書けるという前に、読めるようになることを目指します

現代の日本人の多くは、古い書の文字は“読めない”、“何を良しとしているのか基準が分からない”、だから“つまらない”という悪循環に陥っています。

この講座では、文字を読めて味わい楽しめるようにするために、古典や様々な書家の作品、文人の作品等を取り上げて、まずは目で見て判読できるようになるために、文字に対しての想像力を養って頂きます。

 

書作品を鑑賞する上でのポイントを解説します

室町時代、公家を中心として、古典への関心が高まり、古書鑑定、鑑賞のために、各時代名家の筆跡の断簡や色紙、短冊等を貼り込んだ“手鑑” という帖が作られていました。

これは書を鑑賞するという行為が日常的に流行っていたと言えることですが、この講座では、古筆(昔の人の優れた筆跡のこと)の多様な筆法を見ながら書を鑑賞する時のポイントを学んで頂きます。

 

※プランタン銀座 『日本の美しい文字プロジェクト~恋する書道~』

 現在、3講座開設中  

淡路島の方から頂いたお話

青春時代の真ん中は胸に刺射すことばかり

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