2009 「君こひし」
H70×W35cm
(第1回 菁莪展 2/3-8 於:東京銀座画廊)
読み方
君こひし 寝ても さめても くろ髪を
梳(す)きても 筆の柄(え)をながめても
(与謝野晶子の歌)
作品について
この度、新しい書展の開催をきっかけに、以前書いた詩文ともう一度向かい合って書作することにしました。中国の書家で、明末清初ロマン派で知られる王鐸(おうたく)の書を基礎として、“ いつどんなところに居て、何をしていても、あなたが恋しいという、連鎖していく想い”をらせんのようにイメージして書きました。