カマキリと壁

カブトムシに出会った数日後、今度は近所のビルでお休みしているカマキリに出会いました。

いよいよ梅雨が明けて、本格的な夏が始まりました。学校はすでに夏休みになったと聞きました。日中は日差しが強いジリジリとした暑さなので、夜が更けるとカマキリも少し休んでいるのかもしれません。また少しお邪魔して、写真を撮らせてもらいました。

さて、そのカマキリは、写真では分かりにくいのですが、フラッシュに驚いて(ゴメンナサイ!)壁を器用に歩いていきました。人間はカマキリのように壁を自在に動くことはできません。どのような感覚なのだろうと、頭を傾けてみましたが、物が横向きに見えるだけでした。

そもそも、“首だけ横に傾けること”自体が人間の理屈なのですが、“左右”を自在に動く、”左右”という概念で思考する感覚に乏しいことがわかりました。もちろん重力という考え方がありますが、人間が二足歩行するようになって、上下という観念に何かとしばられてしまっているのではないでしょうか。

高層ビルの乱立、株価の高騰、出世競争、成績の順位など、それは天(上)を目指したり、と地(下)を目指したりすることが全てのように一般的に思われています。

けれども、もしも右を目指したり、左を目指したりすることもできるのなら、そこにはもっと未知なる世界が海のように広がっているのかもしれません。

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    ジェラートの記憶

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