漢字の起源
現代では印鑑でよく見られる『篆書(てんしょ)』という書体。
中国殷代(紀元前1700年頃~紀元前1070年頃)に見られた絵文字の発展として生まれ、漢字のルーツとされる象形文字に近い「甲骨文(こうこつぶん)」という形から、最終的には秦代(紀元前221年~紀元前206年)の「小篆(しょうてん)」という形まで移り変わっていきます。その歴史は千年以上の長きに及ぶものです。
この作品では、『篆書』の中の「甲骨文」が用いられています。
同じ書体でも、時代によって種類分けされる
篆書の統一化