古時計

先日、祖母から「古時計」を頂きました。この時計には、部屋の空気を変える力があります。

古時計は週1回、手でねじを巻きます。ただ毎日5~10分ほど、ズレてしまいます。だからというわけではありませんが、ゆったりとした時間を過ごす為の道具になっています。それは「ボーン ボーン」という音色にもよるのかもしれません。

同じ時を刻み続けている時計のはずですが、来る時間をせわしなく知らせるのではなく、まるで過ぎ去りし時間を、わたしの知らぬところでさりげなく刻んでくれている、そんな存在です。

正確性・利便性・合理性ばかりを追求しすぎて、時間に追い立てられてしまいがちな今の世の中において、自宅に居る時くらい、そうしたことから開放されたい。

古時計は、わたしの生活を癒してくれています。

 

【最新情報】

5月23日発売 小学館「美的」

「字は人なり」特集で、字を美しくしていくコツを紹介しています。是非本屋さんでお求めください。

初夏色の窓

六月の空模様

関連記事

  1. 隷書から草書へ

    2001.01.02
  2. Personal Data 7

    2001.03.01
  3. Personal Data 49

    2001.03.01
  4. Approach To Korea レポート

    2009.05.22
  5. 第64回 正倉院展

    2012.10.09
  6. 明けましておめでとうございます

    2009.01.05
PAGE TOP