時の“形”

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先日、プランタン銀座の講座の生徒さんから、トウモロコシを頂きました。また少し前になりますが、こちらも講座の生徒さんからですが、バスソルトを頂きました。そして、昨日は牛乳をある生徒さんから頂きました。本当に、有難うございます!

トウモロコシをくださった生徒さんは、群馬県の嬬恋村からわざわざ銀座まで通って頂いています。バスソルトを頂いた生徒さんは、ドイツにいらっしゃいます。こちらは通信講座という形を取らせて頂いており、作品の方は国際郵便でお送り頂いています。

牛乳を頂いた生徒さんは、実は私の家の近くに住まわれているのですが、この方もわざわざ銀座まで足を運んで頂いています。都会と地方、国内と海外などという環境の違いはありますが、どのような状況においても書道は日常生活に、自然に溶け込むものなのだということを改めて思い、うれしくなりました。 私にとって書に向き合う時間というのは、特別なものではなく、ご飯を食べたり、寝たりするのと同じ次元のものです。

よく、毎日、毎日書いて飽きないですかと尋ねられますが、一文字一文字、一点一画、その時にしか書けないものであり、人生においてまったく同じ日というものがないように、まったく同じ文字は二度と書けませんから、繰り返しということはありますが、その時、その時で違う発見があり、新鮮です。また、その時間を墨と紙を使って“形”に出来るという意味では、達成感を味わうことも出来ます。

ところで、トウモロコシですが、とっても美味しかったです。獲れたてということですが、土の匂いが、ぷ~んとしました。ハーブの香りのするバスソルトも、強すぎも弱すぎもせず、溜っていた心身の疲れを癒してくれました。牛乳はふくよかな口当たりの中にもすっきりとした甘味が残る絶妙さを堪能出来ました。

考えてみますと、作物も岩塩も牛乳も、長いながい時間をかけて作られたものであり、日常生活の中で、そんな一つひとつに込められた“時間”を感じている、その瞬間こそ、私にとって幸せな時間に他ならないと思いました。