メールと手紙~手紙についてvol.2

今は便利なメールの時代――

最近聞いたお話では、留学していた知人が数年ぶりに日本に帰ってきたら、みんな、携帯電話で話すのではなくメールを打っていて、とてもびっくりしたそうです。

いつの間にかコミュニケーションの在り方が変わっているという現実。言われてみれば、電車の待ち時間に向かい側のホームに目をやると、多くの人が手元の携帯を見ていることに気づきます。そのくらいメールというものは、文章で物事を伝えるものとして重宝されているのですね。

でも”早い”という利点を持つメールの裏側で、根強い“手紙の力”というもの。それは時間をかけて手紙を書くという行為によって得られる効果です。

手紙は、相手に自分の気持ちをダイレクトに伝えられる手段ですが、同時に書き手である自分自身にも書く感触が伝わってくるものなのです。つまり、手紙を書くことによって、自分自身の想いを実感できる。

「嫌い、きらいも好きのうち」という言葉もありますが、面倒だなと思わずに、試しに手紙を書いてみてください。きっと伝わる気持ちも、伝えたい気持ちも、その効果は2倍にも3倍にもなって膨らみます。

春本番、あなたの蕾も膨らむきっかけにしてはいかがでしょうか。

 

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花橘

揮毫~3月26日東京ドーム~

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