余白の時

余白の時

いよいよ夏休み。

今年の夏も、慌ただしい。
ちょっとした息抜きは、私の場合、入浴ということになる。

書家という生業は、とかく肩こりに悩まされることは、私に限らないと思われる。
私の場合は、就寝前だけではなく、書作の合間に入ってしまうことも多々ある。そして心身のリフレッシュに、入浴しながら本を読む。

先日、生徒から頂いたバスソルト。
つい買ったままで忘れてしまっていた本。

宇野千代の『恋愛作法』というこの本は、当事者意識でなく客観的に見ると、恋愛はいかに滑稽なことなのかと気付かされ、微笑ましい。

〈追いかけてはいけない。追いかけないのが恋愛の武士道である〉宇野千代

この組み合わせが、根を詰めた生活に、「余白」の時を与えてくれる。