雨の余韻

関東も梅雨入り。
雨の日のことを歌った歌は、晴れの日を歌ったものより、ロマンティックに感じるのは何故だろう。
先日、Amazon musicで「雨の日の女性POPS」というセレクト集を聴いた。
いずれの曲も心が洗われるような気がしたり、雨は人を優しくしてくれるのかな、と思うような素敵な歌ばかりだった。

中でも、ラナ・デル・レイという久しぶりに好みのアーティストにめぐり合えた。
楽曲はこちら
彼女はWikipediaを見てみると、短銃自殺したニルヴァーナのカート・コパーンのことを“最も美しい人”と敬愛している。悲しみと美しさは表裏一体で、でも常識を持った人から見たら、時にそれは狂気にも見えてしまう。

アメリカが人種差別の問題で大変なことになっているけれど、彼女は今アメリカで大バッシングを浴びている。
エキセントリックな彼女のイメージは、彼女にとっては防護服のようなもので、きっとその内側はガラス細工のような人。彼女の歌声に偽りの心は感じられない。

雨だって、穏やかな雨もあれば大雨もある。誰にでも穏やかな時もあれば、負の想いをつい口にしたくなる時だってある。
ただ、社会的にマイノリティな立場の人を標的にして、一斉に攻(口)撃してしまうことは、人種差別と同じ行為ではないだろうか。
2019年10月・新宿・作品「fragments」公開の様子

青と緑のハーモニー

ホテルニューオータニ WEBサイトに出演

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