今週は仕事の関係で鎌倉に出かけた。紫陽花がちらほらと咲き始めている。
帽子をかぶり、リュックを背負った人々などで活気が戻りつつあるJR鎌倉駅の改札を出ると、スゥーッと気持ちいい風と穏やかな陽光に包まれた。
バスで鶴岡八幡宮の前を横切った時には、中学生と思しき修学旅行の団体が見えた。おそばで有名な峰本の朝比奈店では、青空の下で食べる「青空そば屋」の看板も立てかけられていた。
青空の下で冷たいおそばを食べたら、さぞ美味しいだろうなぁと思っていると、一通のメールが。
今週から書道の講座が再開する運びとなったのだけれど、私と生徒の皆さんとの間にはアクリル板の衝立、それから二人掛けテーブルの真ん中にもアクリル板の衝立が施されて行われるという事務局からの連絡だった。
まだ戦後間もない頃。校舎が焼失した学校では、「青空教室」と呼ばれ、屋外で授業を楽しく行っていたという話を祖父から聞いたことがある。
私の書道講座でも、いつかそんな試みをしてみたい。青空と緑葉が映える季節に、ふとそんなことを思った。