茨城県の北部、山側には日本三名瀑の一つにも数えられている「袋田の滝」がある。
かの西行法師もここを訪れ、和歌を詠んだ。そして春夏秋冬、1年に4度訪れなくてはと讃えている。
前回に続き、こちらもパワースポットと言われている。何でも、恋が成就するというご利益があるそうで、眼をよく凝らして見ると、滝の上部に「ハートマーク」が見えると教えられたが、確かにうっすらと浮かび上がっている気がする。
ここには、今回の芸術祭でお世話になった友常みゆきさんによる、“つがいの鴛鴦”をイメージした金属造形のオブジェも設置されていて、こちらも必見。
そして、この滝の先には「月居山」という素敵な名前の山がある。月夜に見る紅葉の山なみ、どこからともなく聞こえてくる清浄な滝の音。そんな秋の夜長は風流の極みだろう。