書初め

新年、明けましておめでとうございます。
皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
 木下真理子

昨年末、実家に帰省して、2年ぶりに家族と会えた。
京都に住んでいる弟とは実に5年ぶり。その5年間で彼は結婚して、子供を授かった。

永遠に変わらぬことなどないけれど、世の中は確実に変わっている。
帰省の際にターミナル駅に立ち寄ると、かつて駅前で賑わっていた西武百貨店は空き地となり、
父親によく連れていってもらった、まるごと一棟本屋だったビルも静かに灯りを落としていた。

どんなことでもそうだけれど、続けてゆくということは本当に難しい・・・。
ただ、続けてゆくこと同様に、決意して新たに始める〝初心〟もまた尊い。

大学で書を学ぼうと、地元の習字教室の先生に相談したときのことを、私は折につけ思い出す。
先生は私にこう仰られた。
「これから先、もし書の道に進むというのなら、お金や病気を理由にして辞めてはいけない」。

世の中が盛衰興亡し続けていても、この言葉は、今も私を振るい立たせ、支えてくれている。

    未来日記 題字揮毫

    見えない壁

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