見えない壁

ようやく日常生活が戻ってきたかと思ったら、またコロナへの警戒度が高まっている。

リモート・ワークが奨励され、それは通勤の負担が軽減されていいとも言われているけれど、実際に会社勤めの友人は、成果主義がどんどん進み、結果が出せなければ、メールで事務的にリストラ勧告されるのではないかと不安を口にしていた。
たしかに、人と人が直接触れ合わなければ、相手の息遣い、言葉にしなくても抱いている想いなどは伝わらない・・・。
アクリル板でも遮断され、その場の空気を共有することで生まれる一体感や結束も求めにくくなった今、社会は確実に変わろうとしている。

でも、だからこそ、実感のともなわないことに執心するのではなく、私は書を通して育まれる人と人との確かな関係を、これからも大切にしていきたい。

書初め

心地いい関係

関連記事

  1. この夏を忘れない

    2023.08.27
  2. 大人の夢

    2024.06.05
  3. 書家の視点

    2019.04.27
  4. AIはどこまで人間に成り得るか

    2017.11.24
  5. 田植時

    2014.06.02
  6. 夏の記憶

    2021.08.12
PAGE TOP