風習のこれから

昨年は、数々の手紙を書いた一年だった。

そう沢山の人に向けて書いたというわけではないけれど、
一人にあてる手紙を、何度も何度も書き直しながら書いた。
中には、期間にしてひと月をかけた渾身の一通の手紙もあり、
それは1本の芯で、距離にして8キロ書けるというインクを2度替えた。

手書きであることを素直に喜んで頂けたこともあれば、願い破れたこともあった。
受け取られようは違うけれど、書こうと覚悟したことは、少なくても自分の心に刻まれている。

この年末年始の、終活年賀状のニュース。
どうしたら相手が気を悪くせずに年賀状じまいをするかなど、その方法があちらこちらで紹介されていた。
手間とお金がかかることは避ける、それを他人にも強いることはしない・・・これが現代人の流儀なのだろう。
年始回りが、賀状にかわり、メールやSNSへかわった。

時代は変わっているけれど、人との交わりはしみじみとしていて、これからも深く長くあるものであって欲しい。

そう易々と馴れ馴れしくは交われない親しみの情を、せめて文字に託して、忙しさと世のスピード感にかまけて
こぼれ落ちた言葉を、一方的かもしれないけれど、私はこれからも懲りずにしたためていきたい。

***

本年もまだしばらくマイペースなブログの更新となりそうですが、
どうぞよろしくお願い致します。
木下真理子

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