篆書から隷書へ
項羽を破った劉邦が皇帝位につき漢帝国を興した時代(紀元前206年~紀元220年)。
それまでの『篆書(てんしょ)』から『隷書(れいしょ)』という書体が、正書体として使用されるようになりました。
『隷書』の〈隷〉とは〈下級役人〉の意とされ、王族や高級官僚などに限って扱われてきた書が、一般に行き渡たったことを示しています。この作品では、『隷書』の中の「八分隷(はっぷんれい)」と呼ばれる種類の文字が用いられています。
篆書の統一化
隷書から草書へ