六本木の東京ミッドタウンでは、先日7月7日まで、年に一度、大切な人に想いを届けようという「七夕」キャンペーン(企画を担当させて頂きました)が開催され、そのメインとなる【筆に想いを】というイベントで、「想」という一文字を書かせて頂きました。
「想」
心の上にある、“相”の部分は、おい茂る“木”を“目”で見ている様子。そうして見る者の生命力を盛んにする魂振りの儀礼のことをいう。これを他の人に及ぼして、「おもう」ことを想といい、用例として、想像(実際に経験したことがない物事を、頭の中におもい描くこと、おもい浮かべること)などがある。(白川静・常用字解)
大切な人、例えば両親、兄弟、友人、恩人にあてて、各々が相手への想いを持つこと、そしてそれを発信すること。自分の喜びであったり、怒りであったり、哀しみであったり、楽しみであったり、それらは相手があってはじめて生まれる感情です。そして、自身の“想い”を自らの手で確かめさせてくれる、それが“手書き”の魅力です。