目黒のさんま

秋刀魚が店先に並ぶ季節となりました。『目黒のさんま』という噺がありましたが、ただそのままの姿で焼かれた秋刀魚には、それゆえ、味わいに奥深さがあります。秋刀魚は庶民的な魚の代表とされていますが、逆に高級魚とはなんでしょう?

希少価値があるということなのでしょうが、そもそも、魚に高級とか庶民的とか付加価値を付けてしまうところは人間の厭らさかもしれないですね。それにしても、本当に刀のような美しいシルエットです。自然美の極みといえるのではないでしょうか。有り難く、食べさせて頂きました。

さて、話は大きく飛びますが、先日の国連気候変動サミットでの我が国の首相のスピーチで、少し気になったところがありました。いわく「世界の中で相対的に、高い技術開発のポテンシャルと資金力をも持っている我が国」発展途上国との優劣を明確化しているような態度も気になりましたが、お金も技術開発も、所詮は人間(特に先進国)が作り出した価値観でしかありません。それを偉大な自然に対して行使してなんとかしようとしているところが奇異に感じてしまいました。

環境破壊を防ぐには、これ以上物を増やさないこと、そのためには作らないことが最善策だと思うのですが、それでは(身の丈では)、人間は生きていけないようです。悲しい生き物ですね・・・

目黒のさんま

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