初日の出は見逃がしてしまったのですが・・・今年の元旦はとても綺麗な満月でしたね!
太陽の動きが基準になっている今の新暦が始まったのは、明治改暦によって明治5年(1872)12月3日を明治6年の1月1日にしてからとのことです。この時から西洋の太陽暦に変わりました。ちなみに西洋では、正月を日本のように数日間お休みとする習慣がなくて、1月2日から普通にみな働いているそうです。
日本の旧暦は〈月の満ち欠け〉によって暦を定めていたようですが、個人的にはそちらの方が趣があるような気がします。季節をより明確に表している二十四節気とも符合しますし。二十四節気では、今、この時期は“小寒”と呼ばれ、この後に“大寒”が来て、“立春”へと移っていきますが、立春は二月あたまの旧正月あたりなので、一月あたまのこの時期を“初春”と呼ぶには、少しだけ違和感も感じてしまいます。
オーバーな考えかもしれませんが、現代社会の無機質な合理主義は、もしかしたら西洋の太陽暦を採用したことからからはじまっているのかもしれません。元旦の満月を見ながら、ふとそんなことを思いました。きちんと割りきれることがなくても良いとされていた文化が、かつての日本にはあったように思います。私は昔からカレンダーというものが好きではなく、部屋にもほとんど貼った試しがありません(笑)
とは言いつつ、改めまして。明けましておめでとうございます。今年が皆様にとって素敵な一年でありますように。