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うつろひ(い)

今週は関東でも木曜日に雪が降って、これを書いている金曜日の夕方は、降ったり止んだりしている。
メディアは週明けから連日、都心で雪が降るという予告をしていたが、少々オーバーではないかと感じた。

台風や大雪、地震などは別にして、降る降らないを予め知ってしまえば、降り始めに遭遇しても、感動は無い。

季節の移ろい、天候の移り変わり、様々な環境の変化・・・。昔の日本人は変わりゆくものを愛おしんでいた。
何でもかんでも予測し、「対策」を立てていたら、日々の暮らしも、人生も味気ないはず。
出来れば粉雪も、雨も、情緒を感じながら受け入れられたらいいなと思う。

書道のことで言えば、その時々の天候(気温や湿度など)による不可抗力は、作品に思わぬ効果をもたらしてくれる。
これは書家らしからぬことかもしれないが、書作中に窓を開けていて、書き終わった途端に突風が吹き、紙が折れ曲って墨が付いてしまい、せっかく書いた作品を駄目にしてしまうこともたまにある。

それでも、流れる風を感じながら書くのは、自分にとっては心地良いことだから、懲りずにそうしてしまう。

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