内への力

先日、連載のお仕事で、プロゴルファーの諸見里しのぶさんにお会いしました。諸見里さんは、本当に真っすぐで、恰好いい人でした。ゴルフというスポーツは経験したことがありませんが、大変な集中力と高い技術力、パワーと柔軟性が同時に必要とされるスポーツであることは分かります。

また彼女はプロであるので、もう楽しみながらという次元ではなく、その一瞬の為に、厳しさの中に身をおいて、365日を生きているのではないかと思います。特にゴルフというのは他者との闘いというより、自分との闘いの方に意識が向いているスポーツです。それは私が書道に向かっているスタンスに近く、お互いにとてもシンパシーを感じ合うことが出来ました。 私にとって書道とは、自己表現の為の手段ではありません。自分と向き合い、外にではなく、内側に向かって力を放つもの、それが私の考えている“書”の在り方です。

さて、連載用に諸見里さんがご紹介くださった座右の銘は、人に対してというより、やはり彼女が自分と向き合い、自身が欲している言葉なのだと思いました。鏡に映る自分に、彼女が投げかけるその言葉は・・・『笑顔で

内への力                                            諸見里しのぶさんのHPは→コチラ

慈雨

先人たちの記録

関連記事

  1. 過去・桜・未来

    2013.03.25
  2. 雨が降ったら

    2008.04.10
  3. 教養のないのが取りえやな

    2001.01.03
  4. メールと手紙~手紙についてvol.2

    2008.03.21
  5. 暑中お見舞い申し上げます

    2011.07.14
  6. 日本人の美意識が表れる技法Ⅱ

    2001.01.02
PAGE TOP