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すっかり肌寒くなり、木々たちもだいぶ色づいてきました。家の近所にある街路樹も紅葉が見頃となっています。子供の頃は紅葉など見向きもしなかったのに、不思議ですね。昨年の今頃は、日光に行っていたことを思い出しました。月日が経つのも本当に早いものです。
せめて、ゆっくりと紅茶でもを飲もうと、頂いた“伊久美”の茶葉をティーバックに入れて、お湯を注ぎました。そして、ベランダに出て、紅葉を眺めながら、紅茶を飲みました。少し寒さを感じながら飲む暖かい紅茶は、本当に美味しくて、幸せな気持ちになります。
そんなふうに、何をするわけでもなく、ただまどろんでいると、空はだんだん紅く染まっていきました。
夕焼小焼の 赤んぼ 負われて見たのは いつの日か
山の畑の 桑の実を 小籠に摘んだは まぼろしか
小学生の頃によく歌った唱歌。これも大人になって、その素晴らしさに気がつきました。そこには美しい日本語が溢れています。