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この展覧会は、日本初の三大国立博物館巡回で行われる大型展で、まず東京国立博物館から開催されます。中国の最初の王朝(かつては幻とされていた王朝)である夏(紀元前2000年頃~)の中心地、河南省で出土した数々の名品に焦点を当てながら、中国文明の誕生と発展の軌跡を紹介していくというものです。
さて、私はこの展覧会の公設応援団に、書家として関わらせて頂いていますが、私は漢字を専門としていますので、漢字の魅力について説明させて頂きますと、何が凄いのかということを言うなら、その一文字一文字に、意味、イメージ(現存する象形文字ともいえる)、使う人の考え方に至るまで様々な情報が集積されているということです。
つまり、少ない文字数で、多くの情報を含ませて、伝えることが出来るたいへんに高性能な文字、それが漢字なのです。まさに中国文明、いや人類史上最大の発明品がこの漢字と言えるのではないでしょうか。
『誕生!中国文明』応援団