文化の日に

「独立自尊」。これはかの福澤諭吉の成語とされ、慶応大学のキャッチフレーズであるが、「他人に頼らず自分の力だけで事を行い、自己の人格・尊厳を保つこと」という意味(三省堂新明解四字熟語辞典)。

「書は人なり」という言葉があるが、かつての能書は、ただ書に長けていただけではなく、高い人格と教養も兼ね備えていた人を指していたとされる。

私は「勉強」という言葉が嫌いで、学ぶという言葉を好む。強いられて行うことと主体的に行うことの違いをそこに感じるからであるが、書道について言えば、自己の人格・尊厳を保つために、自ら進んで行う「学問」だと私は思っている。

独立自尊Copyright :KEIO university / mariko kinoshita 2015

※慶應大学経済学部よりご依頼頂き、揮毫させて頂いた書を含むキャンペーンが、カンヌ・ライオンズ2015でSILVERを受賞!

心身を整える

一休宗純

関連記事

  1. 晩夏

    2017.08.28
  2. 大正浪漫

    2015.02.21
  3. 雅人深致

    2013.10.29
  4. イタリア渡航を控えて

    2015.06.19
  5. 横画から“ひとやね”の時代へ

    2019.05.05
  6. 清明

    2015.04.13
PAGE TOP