美しい人

プリンスが亡くなったことをニュースで知った。
今年はデヴィッド・ボウイの訃報もあった。

ロックについて特に詳しいわけではないが、デヴィド•ボウイについては次のエピソードを聞いたことがある。

公演のバックステージで、ある人が彼の楽屋をいきなり訪ねたところ、彼は独り静かに、正座をして本を読んでいたという。人が見ていないところでも、佇まいを崩さず、凛としている。この話を聞いた時、スターというより、何か求道者のように思えた。

プリンスは一時、自身の“Prince”というアーティスト名を捨て、♂や♀などを組み合わせた、読み方不明、フォント表記不可能な“記号”にしてしまった。商業的にも、もちろん自分の存在証明の意味においても、名前を消してしまうことなど、並みのアーティストには出来ない。その記号を日本の音楽業界では「ラブシンボル」、「ジ・アーティスト」などと読んでいたが、ピンとこなかった。

プリンスも、デビッド・ボウイも、その実像は麗しく、美しい人だと思う。

美しい人

絶やさぬように

千載具眼の徒を竢つ

関連記事

  1. 漢字の秘密④東アジア編

    2016.03.12
  2. 天と地と

    2022.02.12
  3. あの夏の思い出

    2017.07.29
  4. 月から見た世界

    2021.07.24
  5. 広告賞

    2016.06.05
  6. 熊野“筆”巡礼 筆の里工房

    2016.09.12
PAGE TOP