書家の課外活動

記憶の限りでは、人生で初めての体験となる、このような機会でも頂かなければ、履くことはなかったであろう鮮烈なパンプス。

一瞬、書家らしからぬとは思いつつも、この色は・・・。そうあの「丹色(にいろ)」。古来、神社の神殿や鳥居、巫女の衣装などで使われている、魔除けとか、不老不死を祈るための神聖な色。
“丹”という字が当てられているのは、原料である水銀の一種、丹砂(たんしゃ)からきている。

もともとの由来は中国にあり、書道で用いる朱墨の原料も古いものは丹砂で作られていた。そんな貴重な「朱墨」もまた一般的には使用が許されるものではなかったはずだ。

と、21世紀の今、“洋服”を身に纏い、(筆を持つわけではない)ファッション写真の撮影をしている最中にも、そんなことが頭を過ってしまう。

書家の課外活動

    書の鑑賞

    不老

    関連記事

    1. 不確かさという真実

      2017.07.05
    2. 夏目漱石『こころ』

      2014.06.18
    3. 書作のアイテム その3

      2014.05.29
    4. 漢字の秘密④東アジア編

      2016.03.12
    5. 米と書

      2013.06.24
    6. 書の小宇宙

      2015.10.02
    PAGE TOP