上野恩賜公園

先日、上野にある「東京国立博物館」での仕事が終わり、紅葉がまだ見頃な公園を通り抜けて帰ろうと歩いていたら、落ち葉の絨毯に目がとまった。
誘い込まれるようにして足を踏み入れると、その感触は驚くほどふかふかで、包みこまれるように柔らかい。

東博にはこれまでに何度となく展覧会で足を運んではいるものの、脇目も振らずに会場に向かっていたため、上野公園が都心でありながら、こんなに自然に囲まれている場所であったということを、あまり意識してこなかった。

ところで東博は、1872年(明治5)に創設された日本最古の博物館。1938年(昭和13)に開館した“本館”は重要文化財でもあり、バチカンを彷彿させるような“表慶館”もある。さらに今年世界文化遺産に登録されたル・コルビュジエ作の「国立西洋美術館」など、公園内の名建築と紅葉との相性は、京都の寺院とは違った趣きを醸し出している。まさにモダンという言葉が今日でもそのまま当てはまる。


☛ >>WORKS topics

gategallery

☛ >>CONTENTS topics


INFO.

最新情報はこちらをご覧ください☛NEWS

暗闇の中の煌めき

ラストスパート!

関連記事

  1. ギフト

    2021.06.25
  2. “尽くして開く芸の道”

    2010.05.17
  3. 春光の中で

    2013.03.23
  4. 京都追記

    2013.12.23
  5. 精錬なる美

    2014.11.29
  6. 大人の書道塾

    2017.08.13
PAGE TOP